ザ・ゴール(2001年)

書籍名:ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
著者名: エリヤフ ゴールドラット(著), 三本木 亮(翻訳)
出版社:ダイヤモンド社

感想:

再読。
あの有名な黄色いバイブルの様な本。

日本で出版当初、怒涛の斜め読みをした本でゆっくりと読みたい
読みたいと思っていました。

この年末年始で再読です。
20年前に書かれた本とはやっぱり思えないくらい良い出来ですね。

思い起こせば、最初にあこがれて入った会社の創業社長は天性で全体最適を
行える人でした。
その傍で、仕事をさせていただきましたので、この本を斜め読みした時は
その重要性が身にしみませんでしたが。
世の中、部分最適ばっかりです。この数年は逆戻りしている感がこの本を読んで
しました。

今の仕事は、サービス業ですが生かして見ましょう。智恵を生かして!

@重要な3つの指標@
 1)スループットの増大(販売を通じてお金を作り出す割合)
 2)在庫の低減(販売しようとする物を購入するために投資したすべてのお金)
 3)作業経費の低減(在庫をスループットに変えるために費やすお金)

@改善のプロセス@
 ステップ1)制約条件を「見つける」。
 ステップ2)制約条件をどう「活用する」か決める。
 ステップ3)他のすべてを[ステップ2]の決定に「従わせる」。
 ステップ4)制約条件の能力を高める。
 ステップ5)[警告!!]ここまでのステップでボトルネックが解消したら、[ステップ1]に戻る。ただし[惰性]を原因とする制約条件を発生させてはならない。

@5つの抵抗@
 1)自分達が原因でない。という言い訳
 2)提案されたソリューションを導入しても成果が上がらないという主張
 3)提案されたソリューションが今度はネガティブな結果をもたらすという主張
 4)導入を阻止しようと障害を与える
 5)周りの協力を本当に得られるかどうか疑問を抱かれること
 
点数:  92点
必読度  ☆☆☆☆★
面白度  ☆☆☆★★
再読度  ☆☆☆★★
積読度  ☆★★★★


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